ADHDの社会復帰録 ADHDの社会復帰録

就労移行支援事業所ってなに?

WEBスキルと自己理解ができる?就労移行支援事業所ってなに?


みなさまこんにちは。

就労移行支援事業所とのいうところについて徐々に深く紹介していきます。

前回の記事はこちらです↓

https://adhd-restart.net/shurouikou220512/

休職→退職を経て、就労移行支援事業所(以下、就労移行)に通うことになりました。

では通うといっても、日々どんなことをして過ごすのでしょうか。

以下の項目でお話させていただきます。

目次

  1. 就労移行の雰囲気
  2. 就労移行のカリキュラムの概要
  3. 就職活動

就労移行の雰囲気

私は「ジョブトレIT・Web」という就労移行に通いました。
なるべくオブラートに包まず本音でお話ししたいと思います。

まず雰囲気として、ADHDの自分と似ている人が圧倒的に多いし、普通に雑談できる人も多いという感じでした。
しかも、自分の障害を公開するのを躊躇っている人があまりいないし、積極的に向き合っていると感じました。

自らコミュニケーションを取りに行くのが控えめな方もおられましたが、基本的に私から話しかけるとにこやかに応答してくれる利用者さんばかりでした。

最初は周囲とのコミュニケーションを取るのが難しい雰囲気だったりするのかなと思っていたのですが、全くそんなことはありません。

むしろ、自分から分からないことを聞きに行ったり調べたりして解決する姿勢を職員さんも大切にしています。おそらく、障害や病気の有無関係なくほぼ平等に接してくれる事業所かと思います。

一方で、自ら発信しない限りADHDとか障害のことに気づかれない利用者さんがほぼ多数なんじゃないかなと感じました。(これで私も前職で悩んでいました。何かとできなければ甘えなんじゃないかと言われるし…)

 

就労移行のカリキュラムの概要

大きく分けて2つあります。

  • デジタルハリウッドのオンライン教材や課題を通じたWEBスキルの習得
  • 研修

です。

前者は、「ジョブトレIT・Web」の強みとしているところです。私も本来30万円ほどするデジタルハリウッドの教材を使って学べることを魅力に感じました。

内容は、動画を見ながら一緒に作品を作っていくというものです。その中で、adobeのIllustratorやPhotoshop、HTML、CSSの使い方を学んでいきます。

ただし、動画をすべて見たからと言って仕事で通用するのかというと全くそんなことはないかと思います。

就労移行で課されるバナー作成課題やランディングページ作成の課題、実際のクライアントからの依頼案件も経験して仕事に通用するスキルを身につけます。

後者の研修ですが、主に就活・就職後向けと自己理解系の研修の2つになります。2つともそれぞれ週1回ずつ行います。

もちろん両方得たものは多いのですが、私の場合は研修を通じて、自己肯定感がかなり低くなっていたり、「社会人たるもの、完璧でありミスは許されない」などの思考の癖があることに気が付きました。


もちろん100%改善はありませんが、そこに他人の考え方を入れることで、思考の癖に気づいて対処できるようにはなってきたかなと思っています。(あ、この場面ほかの人だったらこう考えるな…とか)

そんな感じで、WEBスキルと自己理解障害理解を深められるカリキュラムになっています。

就職活動

そして、職員さんと相談しながら就職できる状態になったら就職活動をします。

障害病気を明かすオープン就労か、明かさないクローズ就労かは就職活動までに決めます。

就職活動フェーズになったら、職員さんが応募書類作成の添削や模擬面談、場合によって面接に同行してくれたりなど手厚くサポートしてくれます。(ちなみに必ずこちらの就労移行の母体のエージェントから就職しなければいけないという制約はありません。)

就職後は、安定就労のために職員さんと定期的に面談を行ってくれます。

 

このようにwebスキルやビジネスコミュニケーションスキル、自己理解、就活~就労後までサポートしていただけるので、私も安心して通所を決められました。

次回は、私が具体的にどんなことができるようになるために通っていたのかなどをお話しします。

atGPジョブトレIT・Web atGPジョブトレIT・Web

他の記事も見る

全記事から検索